パリの国連で夢を食う。
カナダに引っ越してから3ヶ月弱。日本語に浸かりたい、日本語の本が読みたいとピーピー言っていたら、友達が快く小さな文庫本を貸してくれた。
「パリの国連で夢を食う。」
国際関係やら人文地理学が好きな私にとって、この題名は、まさしく今求めてたもの!て感じだった。
(今さっき夢中になって読み切ったばかりなので文体が著者の川内さんみたいになってる、影響受けやすすぎね笑)
国連職員の仕事について知りたくて読み始めたけど、不思議な事に読み終わった後の感想は「…私も書きたい。」
でも作家になりたいのではなくて。
まさしくこの川内さんがやってる事がしたい。働いて、色んな人に出会って面白い経験をして、忙しい人生の傍でそんな日々を文字に起こす。
このブログは完全に自分の日記として(お父さん宛の、留学生活の報告書的な役割もある)自分のために書いてる訳だけど、
なんて事ない日常を言葉にする楽しさに気付いた気がする。
1つの場面を表現するにしても、選ぶ言葉によって伝わり方が全く変わってくる。
国連職員としてのパリでの生活は、そりゃ楽しいだろうさ。でも、川内さんの文を読むと、何気ない日常が華やかな色を持ったり、哀愁感たっぷりになったり、ね。
なんだろう分からないけど、
何となく生きたくない!
ふわっと過ごしてたら、あっという間に人生終わってしまいそう。
川内さんは本の中で「同僚限定公開の映画を作った」だとか、「出版する為でなく、創作意欲に任せてパリで働く日本人について書いたりした」だとか言っていた。
大学に来て、趣味で動画を作る人と知り合った。音楽を作る人とも知り合った。もちろん文を書く人も。
最近、こういう創作的な人達が、魅力的だと思う。
でも小説家になりたい訳ではないの!
自分が国連とか国際組織に興味があることは、毎日ひしひしと感じる。
クラブ活動疎かにしてる中、唯一積極的に情報集めて参加してるのが模擬国連だもの。やっぱり惹きつけられるところがあるのよね。
でも何に惹きつけられてる?わからん.
悶々。