カナダ留学日記

大学生が見たこと、思ったこと、感じたこと。

大学寮エレベーターの異臭

私はカナダの大学寮に住んでいる。

住み心地は、まぁ良い。四人部屋だけど、キッチンも自分の部屋もある。ルームメイトは夏休みの間実家に帰ったり旅行に行ってて、あまり顔も合わせないので、ほぼ自分だけが住んでいるような状態。気楽でいい。

でも悩み事がひとつ。それは、、、

「エレベーターの異臭」。

毎日バリエーションのある異臭を醸してくる。よくそんなに色々なニオイを見つけてくるな、ってくらい。エレベーターに乗るのが苦痛、だけど「今日はどんな臭さかしら」て少しウキウキする自分もいる。

代表的なニオイは、ゴミ。ゴミにも数種類ある。1ヶ月以上放置してたであろう生ゴミのニオイ。エレベーターの床に何かも分からない茶色い汁が水たまりを作っているときは、たいてい放置されてた生ごみ。たまに、これは半年以上放置されてたんじゃないかと思うレベルの生ゴミ臭がある。これに出会うと、シンプルに息が出来ない。口を手で覆いながら口呼吸して何とか生き延びる。

次は、トイレの下水のようなニオイ。なぜ下水のニオイがエレベーターに漂うのかは謎。誰か水汲んでバケツで運んだりしてるのか?このニオイはまぁ、そこまでキツくない。

あとは、香水の匂い。良い匂いの時もあるが、むせるような濃い香水にあたると、これもまた息が出来ない。お金持ちのおばちゃんにハグされて、自分の鼻が彼女の胸に埋まっているような状態。生ごみ以上に気持ちが悪くなってしまう。

大麻のニオイもよくある。カナダは大麻が合法だけど、寮内では吸ってはいけないはず。でも、臭う。自分的に大麻は、すごく息のクサい人が、「はぁ〜」て生暖かく息を吹きかけてくるようなニオイだと思う。慣れない。

いまだに、全くにおわないエレベーターに乗ったことがない。いつも、何かしらのニオイが漂ってる。いろんな人がここに住んでるんだなぁ、と思う。におわなくなってしまったら、少し寂しいかもしれない。大学の寮は、臭ってなんぼ。